趣 旨
写真を撮る目的は、人それぞれ違いと思います。私たちは観たその場面をそのままその時にもどってもう一度観ることはできません。その時に撮った写真を観ても、その場面を実際に観ることはできません。その画面を写真として残しておいて、もう一度その撮った時を振り返るためにシャッターを押すのです。
その画面を観た時の想いを残しておくためにシャッターを押すときもあります。その画面をなにげなくシャッターを押した写真が、後になってからその画面でたった今シャッターを押したようなそんな時に出会うこともあります。なつかしい友人に街角でばったり出会ったようなそんな出会いです。そのような出会いがあるのと同じように、人は、自分が撮っていない写真であっても自分がシャッターを押したような、今自分がその場面にいるようなそんな瞬間を得ることもあるのです。
私は自分の撮った写真で、私がシャッターを押したその時、またその時の想いを皆さんに伝えることはできません。それは、人それぞれ心が違うからです。たとえ、言葉で話しても伝えることは難しく、言葉では表現できないこともあります。写真そのものを観ていただきたいと思っています。それを観ていただいた瞬間が、あなたとその写真との最初の出会いとなるのです。素敵な出会いになれぱうれしいです。